安倍医療改革と皆保険体制の解体――成長戦略が医療保障を掘り崩す

岡﨑祐司・中村暁・横山壽一・福祉国家構想研究会編

大月書店、2015年3月刊行

 

46版200ページ

 

税別1800円

 

国民健康保険の都道府県化、医療提供体制の大改変、そして営利産業化は、国民にいかなる影響を及ぼすのか。その本質を読みとく。




目次

はしがき(後藤道夫)

 

第1章 皆保険体制の解体と国保の都道府県化(中村 暁)

1 皆保険解体のターゲット=「国保問題」の意味するもの 

2 国民皆保険の三原則とは何か――必要な医療を保障する柱 

3 皆保険を掘り崩す新自由主義改革――その歴史的段階を読む 

4 医療費総額管理と国保都道府県化がもたらすもの 

5 必要な医療を必要な人へ――構造改革路線の転換に向けて 

 

第2章 新段階の医療費抑制策と提供体制の改変(岡﨑祐司)

はじめに 

1 安倍政権の医療制度改革――医療保障に攻めこむ三つの矢 

2 公的責任の否定――社会保険=共助論 

3 保険診療を切り崩す仕掛け 

4 医療費の支出目標の管理 

5 医療提供体制の改変 

6 保険者機能の強化 

7 動きだした「医療・介護総合確保法」 

8 医療提供体制をいかに改変するか 

9 非営利ホールディングカンパニー型法人のねらい 

 

第3章 成長戦略と医療の営利産業化(横山壽一)

はじめに

1 成長戦略の促進と市場イデオロギー 

2 「戦略的市場創造」と健康・医療の産業化――「日本再興戦略」のねらい 

3 医療・介護の成長産業への組み替え―「『日本再興戦略』改訂二〇一四」による具体化 

4 「健康・医療戦略」による医療の産業化推進体制の確立 

5 規制改革による医療産業化の加速──「規制改革実施計画」の検討 

6 「国家戦略特区」制度による超法規的な規制突破 

7 成長戦略による医療制度改革の急進化がもたらすもの──皆保険体制の解体

 

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執筆者

編者・岡﨑祐司(おかざき ゆうじ) 1960年生まれ 佛教大学教授
編者・中村暁(なかむら さとし) 1972年生まれ 京都保険医協会事務局次長 
編者・横山壽一(よこやま としかず) 1951年生まれ 佛教大学教授
後藤道夫(ごとう みちお) 1947年生まれ 都留文科大学名誉教授

肩書は刊行当時のものです。

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書評情報

『医療・福祉研究』25号 評者:喜多徹

『週刊社会保障』2015年7月6日

『経済』2015年6月号 新刊紹介

 

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